2015年10月7日水曜日

出石、有子山の城跡。コウノトリは婚活の季節でしょうか。

もう、一週間も前になってしまいましたが、今回の帰郷で、たくさんのコウノトリに出会ってきた話の残りです。

29日の写真です。出石町の有子山。山頂に城跡の石垣が残っています。本当は、この山頂からの雲海の景色を撮るのが一番の願いだったのですが、車が通る山道が、城跡への入り口で封鎖されており、断念。石垣の工事のために通行止になっていると聞きました。
石垣あたりをズームインして撮ってみました。石垣周りが整備されています。

コウノトリと石垣とのコラボを狙ったのですが、ダメでした。

この少し下流で、嬉しい子を見つけました。
写真左の子は363さんでした。小坂田んぼ辺りで出会うのは久しぶり。野生復帰で放鳥されてから、いつも実家近くにいた子で、私のこだわりの女の子(おばさん?)です。
婚活する気配はなく、後から生まれてきた近所の子を、親のように見守り、寄り添っているかのように感じてきました。右の子は、三木のケージで生まれ、ケージから放鳥された女の子です。今でもこの子と一緒というのも、ちょっと嬉しい。

363さんの一本足立ち。見えている右足が不自然にとんがっていて、何故?と思ったのですが、どうやら指先のようです。

このすぐ下流にもう一羽。もう少し下流にはさらに4羽が集まっていました。
このうちの1羽が砂地に移動したのですが、それを追って、他の一羽がバトルを仕掛けに行きました。 左側の子は、たまらずここを飛び立ち・・・

 飛び立った後、降りて行ったのはここ。初めからいた左の2羽から少し離れたところ。
実は、この3羽は、訳ありの子たち。左から、381♂、296♀、382♀。

382♀が降り立つと、296♀が近づいていき・・・今度は381♂のすぐそばまで戻りました。そして、体全体を反らせながら激しくクラッタリングをしばらく続けます。

その後、また、382♀のすぐ近くまでやってきて、体をぶつけ?合いながら、羽を激しく羽ばたたかせ、しばらくバトルが続き・・・

とうとう382♀は逃げ出してしまいました。

382♀を追い出した後、296♀は、381♂のそばに戻り、しばらくクラッタリングを続けました。その後は、何事もなかったかのように、2羽で寄り添い立っていました。 

実は、この2羽は、放鳥されて以来のペアなのですが、一度だけ、382♀とペアになった(381♂が浮気した)ことがあるのです。それ以来三角関係の生活がずっと続いているのです。あっちでもこっちでも邪魔にされいる風な382さんが、ちょっとかわいそうでした。

もう少し途中経過の写真を入れたかったのですが、最少限の枚数に絞りました。


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8 件のコメント:

  1. こんばんは。
    アカマシコのポイント、毎年ソバに来るノビタキを楽しみにしてる者としては、トラブルがないよう去って行ってほしいです。
    こんな風景の中をコウノトリが飛ぶなんて感動ですね。
    昔、吉野でイヌワシが目の前を飛んで感動したのを思い出しました。
    雲海は残念でしたが、コウノトリの良い風景を拝見出来ましたm(__)m

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    1. すずめさんへ 
      アカマシコは、渡りの立ち寄りでしょうから、すぐにいなくなるでしょうね。
      コウノトリは、野生復帰させたのですが、気分的には、家族のような思いで見守っているので、目の前で飛翔してくれると嬉しさも大きいです。
      吉野でイヌワシ、今でもあったりするんでしょうか。いいですねえ。
      コウノトリの風景、是非、直接ご覧になってください。

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  2. 昔はコウノトリが沢山居たのでしょうね~
    昔のように沢山のコウノトリが見る事が出来そうですね。
    此方の方にも遠征して飛んで来ないかな~と
    思っています。

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    1. robinさんへ 
      私が幼い頃は、稲田を荒らす害鳥扱いで、猟師さんが駆除していた時期もありました。
      小学校6年の時に、担任の先生が学校の玄関先に望遠鏡をセットして、向かいの山にあるコウノトリの巣を見せてくれた思い出があります。
      階段下の倉庫の中にコウノトリの剥製があったのですが、数年前に学校を訪ねた時、玄関先に飾ってありました。
      中学生の時の登下校の途中にはコウノトリが群れる林がありました。
      しかし、絶滅の危機は、高校の生物の先生が言い始めていました。
      捕獲してケージで飼育がはじまり、餌のどじょうの飼育のために家の田んぼを貸していたという話を後から知りました。
      ちなみに、私が5年生の時に、ヘリコプターでの農薬散布が始まったのを覚えています。

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  3. 山頂の見晴らしの良い場所にお城が建っていたのですね。そこから眺める風景が絶景のことがよくわかります。
    美しい自然の中に溶け込んだように、コウノトリが飛ぶ風景が素晴しいです。
    コウノトリをやさしく見守っていらっしゃるおおむらさきさん、素敵だなあと思います。
    たくさん増えて、こちらにも遊びに来て欲しいものです。

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    1. kogamoさんへ 
      城跡は、本当に見晴らしのいい素敵な場所です。
      羽柴秀吉に攻め落とされ、建てられてから数年で終わってしまった、戦国時代の歴史を物語る城跡です。
      福井県でも繁殖放鳥が始まりましたね。
      そちら(北陸)は、トキもいるので賑やかになりますね、

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  4. コウノトリたちの婚活も大変そうですね。
    メス同士が争っているということはオスが少ないのでしょうか?
    三角関係のお話を聞いて、鳥も人間も同じようなことをしているのだと
    思いました^m^

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    1. ゆきりんさんへ 
      私が知る限り、三角関係の話があるのはこの子たちだけです。
      北但のコウノトリは、オスが少なくて、私のお気に入りの363さんは、相手を見つけられないまま、もう13歳になってしまいました。
      相手のいない男の子が来ていないかなといつも思うのですが・・・

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