2011年4月30日土曜日

今日もオオルリ、でも今日の主役はカケス

今日は朝から、思い切って遠出してきました。
国道をそれて山への道に入ってしばらくすると、道路横、崖の上から鳥の声。
そこをやり過ごして、つづら折りの道路をカーブして進んでいくと、先ほどの声がした辺りに出ます。

と、目の前に出てきてくれたのはオオルリでした。2羽が、すぐ横の目線の高さでしばらくサービスしてくれましたが、枝かぶりでアリバイ写真しか撮れませんでした。
これで、3日連続、それぞれ違う場所(違う山)でオオルリに出会いました。今年はすごい!


今日、至るところで出てきてくれたのはカケスでした。
白とブルーの綺麗な羽が、まだ春の気配の来ない雑木林で、よく映えていました。
綺麗な羽ばたきを見せたあとは枝かぶりの場所に止まる、の繰り返しでしたが・・・


2本の幹の奥の枝に止まってくれました。


正面顔。こちらを真正面に見ていますが、逃げずにしばらくここにとどまってくれました。


これは別の場所。背中を綺麗に見せてくれました。


この林(山)では、他にヤマガラ、ヒガラ、オオアカゲラに会いました。声だけ聞かせてくれたのは、アオバト、アオゲラ、ゴジュウガラ、コゲラ。


この山を下りて、帰りにちょっと足を伸ばした山の渓谷ではカワガラスにたくさん会いました。
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2011年4月29日金曜日

え? オオルリが目の前で飛び交っている?

昨日オオルリを見た場所へ、今日も出かけてみましたが、今日はチラ見でしか会えませんでした。
そこを諦めて、別の谷筋を走っていたとき、横の川の中を横切る鳥の姿。と思ったとたん、鳥友が「何かが林の中に入った!」と。
何だろう・・・車を止めて様子を伺っていると、林の木々の中から出たり入ったり。
川の中も右に左に動く小型の鳥。さらに川の中から飛び出てきて林の木の中に飛び込み。
電線にも止まってくれます。
ツバメ?

木の枝に止まってくれました。オオルリです!

もう一羽飛んできました。・・・うそお〜!

と思っているうちに、あっちでもこっちでも、目の前で交差して飛び交ったり・・・
見えた限りでは4羽いました。

目の前にいる私たちを全く気にしていないかのように、 川縁に生えた常緑の大木など数本の木々の枝を4羽で出たり入ったり。4羽ともブルーですが。よく見ると、そのうちの2羽は少し尾羽が短いような気がします。背中から腰に書けて色が薄いようにも見えます。幼鳥?

胸元が真っ黒で、水色のベレー帽を着ている子



 一羽が足元の川の中に下りたのに上がってきません。車の窓から身を乗り出して覗いてみると・・・

岩の上に止まっていました。そして、そのまましばらくの間、こちらを見てくれていました。





 
なんて可愛いんでしょう。なんて綺麗なブルーでしょう。
と思っているうち・・・


 それからも、ブルーの子たちは飛び去ることなく、木の枝を出たり入ったりずっと。

たっぷりと楽しませてもらい、きりがないので、その場を去ることにしました。

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2011年4月28日木曜日

アマサギ、今季初見で初撮り オオルリも初見

山に入り山菜を採っているとき、夫が「なんか変わった鳥がいる!」と。
鳥には感心のない夫が教えてくれたので覗いてみると、なんとオオルリ。慌ててカメラを取りに車に戻り、なんとかアリバイ写真だけ撮りました。(アップには耐えられませんが、ブルーの美しさだけは伝わるかと、載せてみました。

予想を超えて山菜も採れ、大満足しながら帰路につきました。
が、その途中、里山の田んぼの中の道を走っているとき、畦道に立っているアマサギが目に入り、これまた慌てて車を止めてもらいました。






このレースのドレス、なんて素敵なんでしょう。


こんな早い時期にアマサギに会えるとは思ってもいませんでした。
私にとってアマサギは「田植えが終わった頃にやってくる鳥」
奈良県では山間部では田植えが早いとはいえ、まだ田に水を張り始めたところです。
旅の途中の立寄でしょうか。

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2011年4月27日水曜日

熊野古道の野草 コバノ(?)タツナミソウ、ヒメハギなど

熊野古道歩きの続きです。
午前中に山間部を歩いている間、雨が降るのを待ってくれました。おかげで足元の花を撮ることが出来ました。

タツナミソウ
歩く道々、ず〜っと生えていました。ひょっとしたらコバノタツナミソウでしょうか。




ヒメハギ
咲いていたのは一カ所だけでした。この花にはず〜っと前に一度出会っただけなので、ちょっと嬉しかった。

 ミヤコグサ
よく出会う草ですが、ここのはかなりたくさん生えていました。

 この木をたくさん見かけました。ミズキ?という話もあったのですが・・・
(追記;ブログを見た方からお知らせがあり、クロバイと分りました。)
思いっきりトリミングしてUP してみると、花がブラシ状になっていて立ち上がっていました。
そういうのはウワミズザクラっぽいのですが、私のイメージしている樹形とは少し違うような気もするし。
追記;手持ちの樹木図鑑にも、「白い小さな花がブラシ状に集まり、木全体を白く飾る。」ヤマケイポケットガイド⑬よりいてあり、和歌山県の山の写真が載っていました。樹形や葉の色など、間違いなくクロバイでした。

フジの花もたくさん咲いていました。(桐の花も咲いていましたがバスの中からだったので撮れず)


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熊野古道を歩く(切目中山王子〜千里王子)

3月は、震災への思いから控えるということになりましたが、4月から再び歩くことになりました。
(写真の上でクリックしていただくと拡大します)

今回歩き始めた切目という地名は、海水域と川水域との切れ目(変り目)から来ているとか(諸説ある中で、一番分りやすい・・・)。橋の向こうはもう海です。今回の地震のことを思うと、本当に申し訳程度の堤防が築いてありました。

 和歌山県には、南部梅林という日本一の規模を誇る梅林があり、梅の名所です。
今はもう花も終わり、収穫を待つ梅の実が、古道歩きの目を楽しませてくれました。
正に鈴なりという表現がぴったりの梅の木も。

梅は雌雄異株。梅を実らせるために植えてあるのは雌株だけ。そのため、受粉用の雄株を、一時的に置くのだそうです。

 切目中山王子の手前まで坂道を一気に上がってくると、目の前に和歌山の青い海が一望できるはずでした。今日はあいにくの日和で、白波立つ海が少しかすんだ中に見えました。

中山王子
「足の宮さん」として言い伝えられ、足の病気に霊験あらたかな神としてあがめられているそうです。

 岩代の結び松
643年に、とらわれの身となった有馬皇子が護送される途中、行く末の無事を祈り、この辺りの松の枝を引き結んで歌を詠んだという故事のある場所。

この後、岩代王子辺りまではよかったのですが、お昼前から雨が降り始めました。昼食は無人の岩代駅の待合室で食べることになりました。
ここから本来なら海岸沿いに千里王子まで歩くはずでしたが、バスを使ってショートカットすることに。

 千里観音
小栗判官の話をはじめ、荒れ狂う海の中から現れた白馬が遭難した人を救ったという話がいくつか残されている観音堂です。
正午前から降り始めた雨は、このとき滝のような大雨に。

 この観音堂から千里の浜に下りていく道。三十三体の石仏が並んでいます。

 その先に広がっている砂浜は「さざれ石」が拾えることで有名だそうですが、あいにくの大雨で・・・

天気がよければ砂浜沿いの古道歩きとなるはずだったのですが、本日は変更となりました。

花山法皇の枕石
花山法皇は、天皇在位2年足らずで無理に譲位させられたことで悩んで熊野参詣され、この千里王子社に来たときに体調をくずし、そのときに詠まれた歌の歌碑があります。

南部峠の「骨つぎ地蔵」

この後、雨の中、峠を下っていき、紀州梅干館まで行って、今日の歩きは終了となりました。
毎回の言い訳ですが、たくさんの話を聞き、たくさんの見所を見てきたのですが、容量を押さえるため、一部分だけの紹介となりました。

途中で出会った花々は続きで・・・。

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