2012年3月31日土曜日

賀名生の梅林

熊野歩きはまだ続きがありますが、季節感のあるうちにと、梅の花見を先に載せます。(画像の上でクリックすると拡大します。)

3月30日、奈良県五條市(西吉野村)にある賀名生(あのう)の梅林に行ってきました。北畠親房の終焉の地で、直ぐ近くにはお墓があります。

公園化していなくて、里山の風情がそのまま残る素敵な梅林です。

正面や右側に山肌のように見える白っぽいところも一面梅林です。




駐車無料と書かれたところに車を止め、売れ残っていた炊込みご飯を3パック買い、山頂近くまで歩いて登り、4人で分けて食べました。一つ足りないからと買わずにいたら昼食にありつけない所でした。食事になるものはどこにも売っていませんでした。

梅以外にも気になる春の花々をいくつか撮ってきました。
アカバナミツマタ(普通の白いミツマタも咲いていました)

ショカッサイ

(名前は分りません。ご存知の方教えて下さい。)キブシと教えて頂きました。

帰りがけにメジロが鳴いて見送ってくれました。梅の木に止まって欲しかったけど・・・柿。



 梅林からの帰り道で見た黄色い花の林。サンシュユでした。道の左右の山際にあちこち咲いていました。

帰り道、近くの温泉に入りに行ったのですが休館日。もう少し走って、これも帰り道にある御所市の「かもきみの湯」に入って帰りました。「極楽、極楽 ・・・と」

奈良は、昨日は最高気温21度の予想でした。一気に春に突入したかのようでした。家に帰ると、夫が今日畑にいると気温は25度だったと言っていました。

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熊野古道を歩く⑪その2ー発心門王子〜熊野本宮大社〜湯の峯温泉

今回の歩きは、バスで送ってもらい、発心門王子から始まりました。
この道標から道を挟んだ反対側に、ここに上がってくる古道が林の中に続いているのですが、まだ復旧されていなくて、中抜きでここから始めるとのことでした。

林の中の道をしばらく歩き、集落のある所へ出ると、「お迎え人形」が迎えてくれて疲れも和らぎます。

そこからさらに進んで、再度山中の道。ガイドさんお薦めの美しい杉林。木漏れ日が入っていい感じでした。

林の道を抜けると目の前に現れたのは「果無山脈」。奈良県と和歌山県の県境に連なる連山。


さらに進んで、伏拝王子の石碑のある所からの眺望。その石碑の隣に和泉式部の供養塔があります。
和泉式部がここまで来た時生理が始まり、参拝出来ないと、遥か向こうに見える本宮大社を見ながら嘆いたというエピソードの場所です。熊野権現が夢に現れ、「信不信を問わず、貴賤を問わず、女人の不浄を問わない」と語り、和泉式部は本宮を伏し拝んで参詣に向かったということになっています。
遥か向こう、山が開けた所に白く見えるのが、昔、本宮大社があった大斎原(おおゆのはら)辺り。


心地良い日射しの中、杉や檜の林の古道を軽く上り下りしながら本宮大社へ向かいました。
熊野古道は、世界遺産に指定されてから整備が進んだのかなど思ったくらい、綺麗に道が整えられていました。が、ガイドさんから、「熊野詣での道は、昔から、御幸がある度に、籠や輿が通れるように大掛かりに整備されたものだ。」と教えて頂きました。

古道の足元にはシハイスミレがあちこちで咲いて、目を楽しませてくれました。

発心門王子を出発してから途中昼食休憩を入れて約3時間後にたどり着いた熊野本宮大社では、桜の花が私たちを迎えてくれました。手前と奥と2本咲き始めていました。

 熊野にある3つの大社のうちの一つ目、本宮大社です。

日本に仏教が伝わってからしばらくすると、神と仏は融和して、神の本地(本体)は仏であるという思想が生まれ、神は仏・菩薩が人々を救うために「仮に(権に)神となってこの世に現れた」として、その神を権現(ごんげん)と呼ぶようになったとのことです。熊野3山にはそれぞれ3体の権現様が祀られています。

この本宮大社は、もともと川の中州の大斎原にあったのですが、明治22年の大洪水で流され、流失を免れた建物が今の場所に移築されたものです。江戸時代の建築とのことです。


この後、健脚の人は、大日越えの道をたどって、湯の峰温泉へ向かいました。

とっかかりの石段で見つけたのは、シロボウ?エンゴサク。この先々でたくさん見かけることができました。

 超きびしい石段の上り坂。こんな道が、これでもかこれでもかと続きました。
心臓をばくばくいわせながら、なんとか登り、下り、湯の峯温泉にたどり着きました。




長くなるので、ここで一区切り。

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2012年3月30日金曜日

熊野古道を歩く⑪その1ー台風の爪跡・・那智の滝

母が亡くなったこともあり、参加出来ずにいたのですが、四十九日も終わり、今回が最後ということで、なんとか参加してきました。
熊野古道の中辺路コースは、去年の台風被害でずたずたに切り裂かれ、山中の古道は一部まだ通れない場所もあるとのことでしたが・・・
大阪〜和歌山〜奈良の幹線道路は、復旧工事が現在進行形。




片側通行もまだたくさんあるものの、大きな車の流れは確実に取り戻されていました。


熊野那智大社から見える向かいの山にはたくさんの土砂崩れの跡が・・・
遠目には綺麗に見えている緑の山肌の部分にも、木々の足元には、外に見えない崩れがたくさんありました。

そして、ニュースで何度も取り上げられた那智の大滝は、

足元の岩が崩れ、瓦礫の山。
ちなみに、数年前の様子は、


崩れた倒木の片付けも現在進行形でした。

那智大社や青岸渡寺を訪れる参詣者の数も、少しづつ回復してきているようなのが嬉しかったです。

たくさんの人の命を飲み込んでいった土砂災害のことを思い知らされる熊野古道への旅となりました。


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2012年3月26日月曜日

コチドリ飛来、縄張り争いも始まっています。

関西のあちこちでコチドリの話が出始めました。

昨日見てきたコチドリは、それぞれペアになり、産卵子育てに向けてまっしぐらという様子に見えました。





2羽でそろって、かなり激しく鳴き立てていました。
追い立てられた子が可哀想なくらいでした。


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鳥見を始めて初見のサシバ、今季初見のルリビタキ

今日も鳥見に出かけてきました。
MFの森の池にいたのは、マガモ、コガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カワウ、カイツブリ、アオサギ。梅林にはツグミが群れて入っていました。

先日のオシドリのダム湖、オシドリは今回もまだいてくれました。


そこから少し奥に行ったところ、車を進めていると、直ぐ目の前の電線の上に一羽の鳥。取りあえずフロントガラス越しに4枚撮ったところで、飛立たれてしまいました。


調べてもらうと、サシバとのことでした。サシバは、私には初見です。

この後、MFの森へ向かいました。その途中の池ではコチドリが数羽入っていました。
この時期、イカルチドリかとも思ったのですが、コチドリに間違いないと思います。


再度、MFの森。コゲラとシジュウガラなどの声があちこちで聞こえていました。
で、灌木の足元に飛び上がる鳥 の気配を感じ、粘って探してみると、そこにいたのはルリビタキでした。

思いっきり枝かぶりですが、今季初見だったので大感激でした。
ここで越冬したのか、渡りの途中で立ち寄ったのか・・・

おまけです。ルリタテハが、去年と同じベンチの上で日なたぼっこをしていました。
ルリタテハは、成虫で越冬です。


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