2011年10月28日金曜日

熊野街道を歩く⑨(JR紀伊駅〜川辺橋〜和歌山電鐵伊太祁曽駅)その1

前回は大阪側から和泉山脈を越えて和歌山に入りました。今回は和歌山県の紀伊駅から歩きました。 初めに教えてもらったのが足元の導き石。熊野古道の道々に点在していました。

和歌山市内の熊野古道は、曲がり角が多くて、うっかりしていて迷子になってはいけないと、要所要所の路面に埋め込まれています。この導き石を目にすると、「ああ、和歌山県に入った」と実感できるものとのことでした。曲がり角などの、曲がり初めと曲がったところに敷いてあって、これを探すのもちょっと楽しいものでした。
今回一番始めに説明していただいた川辺王子跡。しかし、川辺王子の跡はここだけではありません。紀川の氾濫で、王子社が遷座を繰り返したり、参詣道が変わったりしたためとのことでした。
力侍(りきし)神社。天岩戸を開けた天手力男命(アメノタジカラノミコト)を祭神とする神社です。ここも、川辺王子跡として県指定を受けています。

この石を持ち上げると何かいいことがあるということです。一応持ち上げることが出来ました。

大阪と和歌山を結ぶ要所が川辺の渡し。私たちが渡ったのはおよそ750mという川辺橋。川を見晴らしながら橋を渡りました。案内していただいた先生の話では、「この橋を何回通っても、毎回見える中州の形がかわっている」とのことでした。川の土手も今のようには高くなかった昔の熊野詣でがいかに難しかったを思いながら橋を渡りました。

今回歩いていて、地名の読み方の面白さを痛感しました。 この王子跡は「吐前」と書いて「はんざき」と読みます。

この布施屋駅は、「ほしや」と読むと聞いてびっくり。

このページは取りあえずここまで。残りは次のページにて・・・・

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4 件のコメント:

  1. こんばんは。
    熊野古道街道を歩くコースはいくつもあるんですね。ずいぶん歩かれたのではないでしょうか?
    私は世界遺産になった年に熊野古道へ行きましたが、一般的なコースを歩いたと思います。
    その時泊まった宿のご主人から、歴史・文化についていろいろお話をお聞きかせ頂いたものでした。
    今は交通も便利で、道も歩きやすくなっていますが、昔の人はどんなに大変な思いで熊野詣でをされたことでしょうね。

    重そうな石…持ち上げられてよかったですね。いいことありましたか?(笑)
    布施屋駅、ほしやとはとても読めませんね。

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  2. 駅の名前、ほしやと読むのですね。名前はとても読めない字というのがありますよね。
    重そうな石、持ち上げると良いことがある、って聞くと頑張って持ち上げてしまいますね。

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  3. kogamoさんへ
    大きく違っている所から、少しずれているだけの所から、いろいろあるようです。
    私たちは、講師の先生がガイドとして付いて下さり、その場その場で立ち止まり、たくさんのお話を聞かしていただきながら歩いています。
    熊野古道詣では明治になる頃まで続いていたようですね。
    ・・・ん? 今のような熊野古道詣ではいつから始まったのでしょうか。

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  4. ゆきりんさんへ
    奈良でも(近所でも)とてもじゃないけど読めない地名というのがたくさんあります。私は奈良生まれじゃないので読み切れませんが、地元の人は当たり前のように読めます(当たり前ですが)。
    知らない所へいくと、読めない地名との出会いも楽しいものです。

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