2014年10月20日月曜日

西大台で自然満喫、開拓村跡地にびっくり

綺麗な紅葉は、数えるくらいしかありませんでしたが、梢越しに見える空は、抜けるような青さでとってもいい気持ち。
初めのうちに見えていた白い雲は、10時過ぎには見えなくなり、15時近くまで、いつ見上げても、真っ青の空しか見えませんでした。
1週間前、2週間前の土日には嵐が繰り返されていたので、この日はウソのようでした。特に大台ケ原は雨の多いところなので、こんな晴れ渡った日は無いのではないかと思われるくらいです。

大きな岩を抱え込んだ樹木を、幾つか見ました。
大台ケ原は雨が多く多湿なので、倒木や岩に苔がびっしり生えています。

また、大台ケ原は、立ち枯れの木が多いことでも有名です。
下の写真の木は、まだ生きていて、上の方の枝は、葉を茂らせていました。

西大台は、せせらぎの多さでも有名だそうです。一周約10kmの歩道を歩いている間に9個(たぶん)の橋を渡りました。ほとんど歩いている間中、足元から川の流れの音が聞こえ続いていました。1つの山の中にこれだけたくさんの川が出来ているということは先ず無いとのことです。

そして、今回初めて知ったのが「開拓村跡」。明治2年に、京都のお坊さんが入って開墾し、作物作りを試みたが失敗し、明治3年には地元の人たちが入って2年間頑張ったがやはり失敗に終ったとのことです。いろんな作物を栽培しようとしたが、出来たのは大根だけだったとか、記録が残っているようです。
樹木がたくさん立ち並んでいましたが、その広さは予想以上でびっくりしました。写真に撮っては現しきれません。本当にかなりの広さでした。
これだけの面積の荒れ地を、一度は畑に仕上げたのに、また林に戻ってしまったんだなあと、明治の始まりの人たちの思いを思わされました。


歩道も終りかけたときに目についたのがこの碍子。成長した木が、碍子を飲み込んでいました。大台教会から少し下りてきたところでした。
調べてみると、明治24年に入山して、大台教会を開設した人いるのですが、その人は、大台の気象観測も初め、出水情報などを下流の村に連絡するために、大正14年に電話線を架設したとのことです。その電気関係の名残なのではと思ったりしたのですが、真実は分りません。



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4 件のコメント:

  1. せせらぎが沢山あるんですね。
    初夏はミソサザイの元気な鳴き声が聞こえてきそうですね!
    碍子を飲み込んだ木にビックリです。

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    1. ゆきりんさんへ
      せせらぎの音が大好きな私には、何よりの森でした。
      初夏に、ミソサザイに会いたくなったら、この辺りにきます。
      この山に電気が引かれたのはずいぶん新しいと思っていたので、これだけ飲み込んでいるからには、かなり年数がたっているんだろうと思い、びっくりしました。

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  2. こんばんは。
    西大台、まだまだコマドリやコルリが囀ずっていた森にはほど遠いですね。
    林床も刈られたように綺麗ですね。
    大台はブナが多いので、天川や野迫川から比べると真っ赤な紅葉は少ないですよね。
    それでも、何回行ってもついファインダーを覗いてしまいます(^-^;

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    1. すずめさんへ 
      少し明るく開け過ぎているということでしょうか。
      素人が散策するにはほどよい林という印象でした。
      真っ赤な紅葉が少ないのは、そういう木が、元々無いからなのですね。
      もう少しすると、赤がなくても、穏やかな紅葉(黄葉)が素敵なんでしょうね。

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