2011年12月1日木曜日

熊野古道を歩く⑩(和歌電伊太祁曽駅〜奈久智王子〜竹内神社〜四つ石地蔵〜)

熊野古道を歩く⑩ 続き。

初めに寄ったのは伊太祁曽神社。高天原から樹木の種を持ち帰ってきた五十猛命(いたけるのみこと)が御祭神。
木の国紀州の原点となる神様です。

チェーンソーアートの世界大会チャンピオンの城所ケイジさんの作品が奉納されていました。戌年(06年)から来年の竜まで、毎年の干支の作品が並んでいました。


奈久智王子跡の説2箇所あるうちの一つ。みかん畑の中にあり、個人の方が祀られている社です。

 側にスイセンが咲いていました。さすが和歌山、春が早い?と思いました。

 そして、社の前の柿の木にサネカズラ(別名ビナンカズラ)。きれいに色づいていました。


武内神社。境内に「武内宿禰産湯の井戸」があります。12代から16代までの天皇に仕えたとされ、330歳まで生きたことになっている人物。明治の一円紙幣の肖像として登場しています。
 その長寿にあやかろうと、紀州徳川家も産湯にこの井戸の水を使っていたという。


 そして、もう一つの奈久智王子跡。荒れた竹やぶの中に、ブロックで組まれた祠がありました。


四つ石地蔵。お寺の礎石を4つ集めて祀られたお地蔵様ということです。祠の周りに4つの緑泥片岩がおかれていますが、実はお地蔵様が据えてあるその下にもう一つ、周りのものよりずっと大きい岩が見えます。本当は5つ石地蔵だということでした。

で、緑泥片岩ですが、紀州特産の「青石」といわれ、和歌山城の石垣に多く使われいるとのこと。この青い石を見ると和歌山に来たという実感になるというくらいよく使われいるそうです。熊野古道歩きの道々でも、この石垣をよく見かけました。ガイド先生の話では、「ここでは安いからよく使うが、江戸では高価な石として扱われた」とのことでした。畑の石垣、住宅の石垣など、ほんとによく使われいました。


ここで、一区切り。続きは次のブログで・・・

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2 件のコメント:

  1. 青石は紀州特産なんですね。石を上手く積み上げて垣根の土台?にしてあるんですね・・・
    チェーンソーアート全部揃ったところを見てみたいですね(^_^)

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  2. ゆきりんさんへ
     青石は徳島の方が有名なようですが、和歌山も産地になっています。
    古い家の石垣だけでなく、新しく建てられていくお家の石垣もこれがどんどん使われていました。
    木彫りの干支は年毎なので、全部そろうのはまだ先です。

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