2011年12月17日土曜日

小児科病棟でのクリスマス会

今日、12月16日、看護師さんたちが、入院生活における患児や家族のQOL(quality of life)の向上のためにと小児病棟で取り組まれているレクレーションの一つ、クリスマス会がありました。


30分前にプレールームに着くと、午前中の院内学級小学部の学習室を片付け、楽しいクリスマス会の会場に変身中。会場作りを少しだけお手伝いできました。


看護師さんの挨拶が始まると、もうすぐに、こどもたちのわくわくした雰囲気で部屋は満ちてきました。

初めに、院内学級が作られている、病院の地元の小学校の校長先生があいさつをされ、手品を披露して下さいました。「種明かしをするのが、テレビの手品とちがうところです」とみんなを沸かしながらの楽しい手品でした。

次は、病院の先生たちによる「サンタさんからのプレゼント」。一人一人に記念写真を撮りながらプレゼントを手渡しされていきました。子供たちは、サンタさんは何先生か興味津々でしたが・・・


プレゼントの後は、院内学級小学部と中学部の子たちによる演奏三曲。心のこもった演奏にたくさんの拍手が起きました。プライバシー保護のために子供たちの顔はモザイクをいれましたが、さいごの「コンドルは飛んでいく」の演奏に尺八で参加された中学部の先生には了解を得ました。


子供たちの演奏の後は病院の先生たちの出し物。
コントを交えての楽しい演奏に、部屋の中に笑顔があふれました。



その次は、医大看護学部の学生さんたちによる「お楽しみ」は手品で始まり・・・

手品の箱から出てきた可愛い雪だるまを「いっしょに作りましょう」というプレゼントです。


一人一人、小袋に入れた材料をもらって、子供たちも楽しく雪だるま作り。



自分で作れない子には、看護師さんたちが、子供と楽しく会話しながら作って下さいました。


最後はビンゴゲーム。ビンゴになった子から楽しみのプレゼントがもらえます。

プレールームでビンゴゲームが続いている間、学生さんたちは、病室からプレールームに出て来れない子のために病室を回り、一人一人、雪だるま作りを楽しませて下さっていました。

楽しい写真をたくさん撮ったのですが、一部しか使えないのが残念です。

忙しいお仕事の合間を縫っての事前準備、レクレーション中にも患児の状態を把握しながらの取り組み、看護師さんたちの子供たちへの素敵なプレゼントのひとときでした。

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8 件のコメント:

  1. クリスマス会とても楽しい雰囲気が伝わってきます。
    先生たちがサンタやトナカイに変装して演奏したり
    手品をしたり、子供たちも喜んでいるでしょうね。
    可愛い雪だるま作りも楽しそうですね。

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  2. ゆきりんさんへ
    寝たきりの子から、途中で採決に出て行く子から、いろんな症状のある子たちみんなへの配慮をしながら、病院生活する子たちを楽しませるための取り組み。
    本当に頭が下がります。
    2時間あまりの間、プレールームは、笑顔と歓声で包まれていました。

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  3. はじめまして、素晴らしいですね。
    先日、息子のお友達のお兄さんが5年5カ月の闘病生活の末
    天に召されました。このような活動は本当に素晴らしいと思います。私もいつかこういった活動に関わっていきたいです。これからもがんばってください。心より応援しています。

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  4. かおりんぱっぷさんへ
    お便りいただき、ありがとうございます。
    小児病棟は、病室が家族ぐるみの生活の場になっていることが多く、このように、ほっと笑顔あふれる空間と時間を作ろうという看護師さんたちの取り組みが、どんなに闘病生活を支える力になることかと思います。
    わたしにもっとお手伝いできる力があればと思うのですが。
    応援していただいてありがとうございます。

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  5. こんにちは、ブログにいらしてくれてありがとうございます。作品に興味を持っていただいてとても嬉しいです。
    さて、手作りの絵本なんですが、作ったはいいものの、どのように活用しようか今模索中なんです。それでまず小学校で読み聞かせて使っているのですが、1冊しかないというのは活用の幅が限られてしまい困っていたんです。企画出版のルートに乗せることはまず難しく、また、しかけ絵本の自費出版はかなり費用がかかることがわかりました。そこで自分で複製を試みて見ようと『ペットボトルのふたのしかけ絵本』について画像を取り込んで今複製しようとあれこれやってます。
    ですので、出来上がりましたら、ぜひそちらの活動に1冊寄贈させてください。
    ポップアップについてはシリーズ3冊手作りするのに数か月要してしまうので、もう少し簡素化した作品にしてちょっとずつ作れないか考えています。
    取り急ぎ連絡します。
    どうぞよろしくお願いします。

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  6. かおりんぱっぷさんへ
    こちらこそありがとうございます。
    手作り絵本、複製できればと考えておられるんですね。
    私の友人にも、絵本を手作りして孫たちにプレゼントしている人がいますが、本はお孫さんの手元に行ってしまうので、私は拝見したことがありません。
    世界に一冊しか無いという素晴らしさということもあるのでしょが、こんなに素敵な絵本に出会える子がごく僅かというのは、もったいないという方が私の思いです。
    複製されて数を増やされるのも素敵ですが、貸し出しということはどうでしょうか。傷んだり紛失したりも心配でしょうから、せめて複数制作されて。
    わたし、なんて勝手なことを書いているのかと、自分でもびっくりしています。私は、どちらかというと控えめ人間と思っているので、ほんとに自分でもびっくりしています。ブログで拝見した絵本に魅せられてしまって・・・

    今試みられている絵本の複製が届くのを、のどから手が出る思いで待っています。よろしくおねがいします。

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  7. 2年間お世話になりました2011年12月22日 17:27

    久しぶりに覗きにきました。

    病棟の様子が伝わってきました。とてもぽかぽかした気持ちになれました。

    こどもたちのために頑張ってくださっている皆さん、そして何よりも病気と闘っているこどもたちにエールを送ります。

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  8. 2年間おせわになりましたさんへ
    来ていただき、ありがとうございます。

    先日、久しぶりに中等部の部屋を訪ね、私が机の上の百人一首の箱に気づくと、K先生、「よし百人一首をしよう」といって下さり、みんなでちょっとだけ楽しんできました。
    中等部の方へも楽しみを持っていきたいものと思いながら帰ってきました。

    またお会いしたものと思っています。

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