2016年5月27日金曜日

飛べないカルガモ

我が家の畑の隣の田んぼには、カルガモが数羽いつも入ってきます。
しかし、春に入ってから、いつ見ても田んぼに入っているのは1羽だけ。
しかも、私がすぐそばで眺めていても、飼いならしたペットの様に、じい〜っと見つめ返しているばかり。
昨日、その訳を、近所の人に聞き、今日は写真を撮ってきました。
あぜ道から田んぼに入り、 目の前を、のそりのそりと歩いていきます。
凛々しい立ち姿ですが・・・。 

待っていても、体の向きを変えてくれそうにないので、私が反対側に入って撮りました。
左の羽の先がありません。タカにでも襲われたのでしょうか。 
去年は、この飛べない体で子育てをしていたということです。
それに気づいたこの田んぼの農家の人が、米などを置いて食べさせてやっておられ、この子にとってこの田んぼは一番安心して過ごせる場所になった様です。

カルガモは雑食性だそうで、今日も草の実をしごきなが食べていました。
水中昆虫やタニシなども食べる様で、とすると田んぼにとっての益鳥ですね。 

この辺りでは田植えはまだまだ先ですが、苗代の区画だけは水が張ってあるので、ここが一番のお気に入りのようです。

冬の間一緒だった他のカルガモはどこかへ飛んで行ってしまった様で、飛べないこの子は仲間がまた戻ってくるまで一人ぼっちです。

ちなみに、この子が立っているところの10メートルほど先は、1週間前にケリがタカに襲われた場所です。夫が畑にいて目撃しました。羽をむしっている時に他のケリたちが襲ってきて、食べずに逃げ出したとのことでした。


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6 件のコメント:

  1. 飛べないカルガモは危険がいっぱいですよね。
    でも子育てもしたとは逞しいですね。
    いつまでも元気に過ごしてほしいですね。

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    1. ゆきりんさんへ 
      今日、この田んぼには水が張られていて、この子の姿はなく、代わりに、怪我をしていない普通の子が入っていました。
      仲間といっしょにいる姿を見せて欲しいです。

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  2. こんにちは。
    カルガモ、何かに襲われたのでしょうね。
    この様な状態で生き抜くには、自然は余りにも厳しい場所ですね。
    でも、子育てをして…野生の逞しさを感じます。
    土地や野池などの開発で、安住の地を追われ…それでも自然の摂理などと人間は戯言を言うのでしょうかね?
    以前拝見したキツネを、ふと思い出しました。

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    1. すずめさんへ 
      今日は、林道で、傷付いたイタチを見ました。
      が、それよりも、道路上で死んでいる狸を2匹見ました。
      昨夜は大雨だったせいでしょうか。

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  3. こんばんは。
    ↑イタチ、拝見しました。
    以前、家の前でも同じようなイタチを見ました。
    犬に襲われたのか?同種同士の喧嘩なのか判りませんが、なんとも痛々しいですね。
    タヌキ、ロードキルというヤツですね。
    夜行性のタヌキや動物は、車のライトなどで眩惑して命を落とすんだと思います。
    私も夜に車で走ってると、タヌキが突然車の前に来て、その場でグルグル回っていたことがありました。
    停まれる速度だったので停車してライトを消すと直ぐに逃げて行きました。
    今日は、カラスの巣立ち雛が落鳥してました。
    埋めてやろうと近寄ったら、親カラスでしょうか…聴いたことも無いような声で威嚇?
    私には、なんとも悲しい声に聴こえました。

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    1. すずめさんへ 
      ロードキル、初めて聞く言葉です。
      「ライトで眩惑」・・なるほど、一瞬立ち止まってしまうのですね。
      落ちたカラスの雛は、もう動けない状態だったのでしょうか。
      動物たちの親子の絆って、本当にけなげに思いますね。

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