春の女神という言葉がぴったり。人間をさほど恐れる様子も無く、目の前をひらひらしながら、地面に下りたり飛んだりを繰り返してくれました。
「採ったらあかんよ!」
保護活動をされている様子のおばさんの大きな声で、初めて、目の前におこっている現実を痛感しました。
大きな捕虫網を持ったおじさんたちが、あっちにもこっちにも・・・
おじさんたちと私たちが、このギフチョウに気づく順番が逆だったら、この子に出会うことは出来なかったかもしれません。おじさんたちは、私たちがぐずぐずと写真を撮っているのを、遠巻きにして眺めていたのです。
カタクリの花も予想通りに私たちを迎えてくれました。
つぼみもまだたくさんありました。
公園のように綺麗に植え付けたのではなくて、雑木林の木々の足元に、かたまったりまばらになったりしながら自然に生えている様子が、とっても素敵でした。
カタクリの花って、真ん中に桜の花の模様があって、とってもおしゃれ。(拡大して見てみて下さい。)
林の足元側に生えていたカタクリは、全部後ろ姿を見せていました。どの花も同じ方向を向いて咲くとこが分りました。
春一番に羽化したギフチョウが卵を産みつけるカンアオイ科のミヤコアオイにも、花が咲いていました。(とっても地味ですが)
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こんにちは。
返信削除春の女神ギフチョウに会えたのですね。いいなあ。
後ろ翅の赤い色、可愛いです。
>大きな捕虫網を持ったおじさんたちが
ひどいですね。捕ってもいいんですか?
環境省のカテゴリーでは絶滅危惧種ですよね。数の少ない種は、大切に保護したいものですね。
私も、先週カタクリの群生地へ行って見たのですが、お山の方は雪が融けたばかりで、少し早かったです。
カタクリの花が反り返ると、中にもう一つの花が見えて可愛いですね。
下向きに咲いているのに、よく撮られましたね。
ミヤコアオイは初めて見ました。斑入りなんですね。こちらでは普通のカンアオイが多いです。
カタクリとギフチョウは春の山のシンボルですね。
返信削除こちらにも同じような山があります。
こちでも保護されていますが、密漁者から守るのは大変ですね。
私が以前行った時は観察の人だけでした。網を沢山持ったおじさんが居るとはビックリしました。
みんなで捕ってしまえば、居なくなってしまうのに、自分の利益しか考えない人は困ります・・・
kogamoさんへ
返信削除今回のプチ遠征の一番の目的がギフチョウでした。
林に立ち入ってすぐに出てきてくれました。
赤い模様が際立っていてとっても可愛かったです。
昨日私たちが目にしたギフチョウは5匹でした。散策路を歩いていると、普通に目の前にふらふら出てきたので、捕虫網にかかってしまっているような気がして・・
どの子の場合も、近くに捕虫網を持った人がいました。
カタクリの中の花、自然の妙を感じます。
ゆきりんさんへ
返信削除カタクリとギフチョウ、もう遅いかと思ったのですが、ちょうどいいタイミングだったようです。
今年はほんとに春が遅いようです。
ギフチョウの密猟、ほんとに悲しいです。
ギフチョウを見かけた時にいた人の近くを通り過ぎたとき、大きな補虫網が草むらに隠してありました。
悪いことだとは思っているからでしょうね。