我が家の畑の隣の田んぼには、カルガモが数羽いつも入ってきます。
しかし、春に入ってから、いつ見ても田んぼに入っているのは1羽だけ。
しかも、私がすぐそばで眺めていても、飼いならしたペットの様に、じい〜っと見つめ返しているばかり。
昨日、その訳を、近所の人に聞き、今日は写真を撮ってきました。
あぜ道から田んぼに入り、 目の前を、のそりのそりと歩いていきます。
凛々しい立ち姿ですが・・・。
待っていても、体の向きを変えてくれそうにないので、私が反対側に入って撮りました。
左の羽の先がありません。タカにでも襲われたのでしょうか。
去年は、この飛べない体で子育てをしていたということです。
それに気づいたこの田んぼの農家の人が、米などを置いて食べさせてやっておられ、この子にとってこの田んぼは一番安心して過ごせる場所になった様です。
カルガモは雑食性だそうで、今日も草の実をしごきなが食べていました。
水中昆虫やタニシなども食べる様で、とすると田んぼにとっての益鳥ですね。
この辺りでは田植えはまだまだ先ですが、苗代の区画だけは水が張ってあるので、ここが一番のお気に入りのようです。
冬の間一緒だった他のカルガモはどこかへ飛んで行ってしまった様で、飛べないこの子は仲間がまた戻ってくるまで一人ぼっちです。
ちなみに、この子が立っているところの10メートルほど先は、1週間前にケリがタカに襲われた場所です。夫が畑にいて目撃しました。羽をむしっている時に他のケリたちが襲ってきて、食べずに逃げ出したとのことでした。
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