奈良に住んでいながら、奈良のことをあまり知りません。奈良観光というものを初めて体験してきました。「なら・観光ボランティアガイドの会」の、奈良巡りのイベントです。
南都八景とは、
「春日野の鹿」「南円堂の藤」「三笠山の雪」「猿沢池の月」「雲井坂の雨」「東大寺の鐘」「佐保川の蛍」「轟橋の旅人」の8カ所。室町時代に足利義政に随行して奈良を訪れた僧が選定し、公的な日記に記載した場所(パンフレットより)だそうです。
知らなかった歴史的な逸話や裏話なども加えてたくさんの話を聞かせていただきました。中には、奈良という土地が、長い興亡の歴史の中で、どのように苦難を乗り越えてきたかという話も。今の日本の苦難の状況が頭をよぎりました。
「なら・観光ボランティアガイドの会」としては、桜を愛でながらの古都巡りだったようですが、桜はまだまだ堅し。
そのかわり、サンシュユの黄色い花が目を楽しませてくれました。
興福寺南円堂。三十三カ所巡りで何度も来た場所ですが、ここの藤棚の藤が一本の木だということ初めて気づきました(今まで意識してこなかった)。向かって左に右近の橘、右には、左近の桜の代わりに藤だそうです。
飛火野の鹿。ここは、万葉の時代から大宮人の行楽地であり、若菜摘みや野遊びの場だったそうです。この奥の木の生えていない広場の方には、今日は鹿の姿はありませんでした。
八景のそれぞれの場所の話は長くなるので省略します。
これは、この辺りではちょっと有名なムクロジの木(2月12日の写真です。)の話もありました。
太い幹の中から竹が顔を出して伸びてきています。(今回より前に撮った写真の方がうまく撮れているので)
これは、午前中に出かけた三輪神社の桜。一本だけ開き始めていました。(奈良公園では桜に出会えなかったので。)
これは、24日の飛鳥川沿いの桜。今日辺りはもう少し膨らんでいるでしょうか。
桜の木に止まるムクドリ。この木はまだ開花は遠そうでした。
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