一つ目はこのミサゴ。実家では何度も目にしている鳥ですが、奈良では初めて。去年一度、チラ見したように思ったのですが、奈良の山の中で出会うはずが無いと、頭の中で打ち消していたのです。
今日は、出かける用事の時刻を一時間間違え、時間つぶしでもしようと、少しだけ遠回りをしてヤマセミねらいのダム湖に寄ってみたのです。ダム湖畔に入ったとたん、見覚えのある“頭の白いトビ”が直ぐ目の前に。
とにかく、近づき過ぎては行けないと言い聞かせながら静かに車を止め、「私が振り向いたときにまだそこにいますように」と念じながら後ろの座席にあるカメラを引き寄せました。窓からカメラを出して覗くなんてことは出来ないので、全てフロントガラス越しにシャッターを押しました。目の前、10mもないくらいの距離でした。
3枚撮った後、レンズをズームさせていないことに気づき、ズームアップ。
しばらくして、飛立って行きました。羽の裏の模様や白い足回りが綺麗でした。
二つ目は、長く会っていなかった知人との出会い。この知人に会うためにこの予定を入れていたのですが、この予定が無ければミサごとの出会いもありませんでした。
三つ目が、この知人と昼食を食べに行った帰りの道で見つけたこの花。何気なく横を見たとき目に入ってきました。
タヌキノカミソリです。三年前のお盆過ぎに初めてここで見つけ、名前もそのとき初めて知りました。その後、毎年(今年も)、同じ時期にここに来てみるのですが、ずっと出会えずにいたこだわりの花なのです。ひょっとして駆除?と思いかけていました。
どこでお昼を食べようかと相談しているうちふと頭に浮かんだのが、この近くのおソバ屋さんでした。それが無ければこの花と出会うことはありませんでした。
このピンクの花も一緒に咲いていました。タヌキノカミソリとは違うように思いますが。
ご存知の方教えて下さい。
で、最後、四つ目に嬉しかったのはこのトマトです。(一つ食べて減っていますが)
実は、上の花をカメラに収めようと農道端に車を止めて下りたとき、近くの農作業小屋からおじさんが飛び出してきて、「ここで何するつもりや!」と、ものすごい勢いで怒り始めたのです。しかし、首にカメラをぶら下げていて「綺麗な花を見つけて撮りたくなったものだから」「直ぐに撮って車を移動させますから」と言ったとたん、顔がほころび、「急がんでもええよ。ゆっくり撮り」と。
で、急ぎながらもゆっくりと写真を撮って車に乗ろうとした時、またそのおじさんが出てきて、新聞にくるんだトマトを腕一杯にかかえ、「これ、持って帰り」と下さったのです。嬉しい気持ちでいっぱいになって帰宅しました。(実は我が家の畑のトマト、三日前に終了となったばかりでした。)
偶然が積み重なって一日にこんなにたくさん嬉しいことがやってきました。これからしばらくどんなことでもがまんできそうです。
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