エノキの木の葉も枯れづいてきて、オオムラサキの幼虫の色も変わり始めました。
枯れ葉への変身は見事というしかありません。自分が付いている葉の色をどのようにして認識しているのかと思います。
完全に枯れてしまった葉っぱに付いている子は、完全に枯れ葉色。越冬幼虫色になっていました。
これは、一個体の移り変わりではなく、今日、小屋の中で撮ってきた写真です。実は小屋の中のエノキはひん死の状態。冬が来る(幼虫が餌を必要としなくなる)のが先か、葉っぱがなくなるのが先かというところです。
写真では入っていませんが、まだ緑の葉の付いている枝も残っています。込み合っている所は一匹づつ緑の葉っぱに移動させているので、この写真ほど、幼虫が込み合っている枝は他にありません。
ただ、幼稚園や小学校のエノキにに移した幼虫を先日チェックに行くと、300匹移したはずなのに気配が少なく、思いっきりお腹を膨らませたカマキリを見つけてしまいました。身近にないと管理不行き届きになってしまいます。
先日、エノキの足元に、越冬用お布団部屋を作りました。
オオムラサキの幼虫は、エノキの葉が皆落葉すると、木の足元に下りてきて、枯れ葉のお布団の中に入り込んで寒い冬を乗り越えます。
葉っぱはほとんど食べ尽くされたので、どこかで枯れ葉を調達してこないといけません。木の足元に葉っぱを入れ込むと、冬の準備完了です。
で、おまけですが・・・・これはゴマダラチョウの幼虫。
左がオオムラサキ、右がゴマダラチョウ。
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