2011年9月9日金曜日

コウノトリ荘、巣立ち間近のコウノトリ幼鳥

特養コウノトリ荘では、疥癬の人が出たことにより、本館と別館の生活分離がおこなわれていました。面会禁止になるほどではなくてよかったです。でも、食堂での一斉食事が出来なくて、介護士さんたちは大変そうでした。

母は前回と変わらず、目を何度か開け、私の声かけにも何度か頷きかえしてくれました。
ありがたいのは、忙しいにも関わらず、介護士さんたちが普段の母の様子を私に話して教えて下さることです。

「昨日は、○○さんって声をかけると、声は出ないけど、口を大きく開けて返事をしようとしてくれはったんですよ。」とか。
車いすからベッドに移るときに、全身を抱え込んで、丸抱えで立たせて移動しているかに見えるのですが、「○○さんは、自分で立ってくれてはるんですよ。立っていることがちゃんと分ってはるんですよ。」とか。(私がさせているときの感触では、もう足には力が入っていないように見えていたのですが、介護士さんたちは、『母が少しでも介護士さんの負担を軽くしようとしている』と受け止めて下さっているのが感じられてうれしかったです。)

「夜中にトイレに移してあげようとすると、もう動かないように見えている左手を、自分で手すりの方へもって行ってくれはるんですよ。」とか。(トイレに座らそうとしていただいているだけでも、何とありがたいことでしょう。)

介護士さんたちのきめ細かい対応に心癒されてコウノトリ荘から帰ってきました。

写真がないので、実際のコウノトリの写真を。
川の中でたたずむ2羽。右のブロックの所にいるのはアオサギです。


百合地の巣立ち間近な幼鳥2羽。今年この巣では、1回目の子育てが失敗し、2回目の幼鳥たちです。



巣材がずいぶん少ないですが、幼鳥たちが大きくなったので落としてしまったのでしょうか。
夕方5時過ぎでしたが、空に綺麗な月が出ていたので、一緒に撮ってみました。

この近くにはカメラをもった人たちが数人。巣立ちの瞬間をカメラに収めようとされているのでしょうね。
 少しはなれた電柱にはこの子たちのお父さん(275号)がじっと止まっていました。巣立ちを促しているのでしょうか。




今回の帰省で一番嬉しかったのは、夫がまた釣りを初めて見ようかと思えるほど体が回復したことでした。

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12 件のコメント:

  1. 旦那さま、体調が良くなられたようでよかったです。
    介護士さんたちの細やかな対応もありがたいですね・・・

    コウノトリ2回目の繁殖が順調なようで嬉しいですね(*^_^*)
    巣の上に居る幼鳥たち、大人と見分けがつかないほど大きくなっていますね♪元気に巣立ちできることを祈っています。

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  2. お母様のご様子もですし、介護士さんの気遣いといい
    ご主人の事といい、嬉しいお見舞いでしたねv

    コウノトリもこうして順調に、なのですね。
    いつの間にかかなりの数になっているのでしょうか。
    しかしこの巣の高さ、先日の台風ではよく雛達も頑張りましたね。
    あと一息?大空に向かって☆

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  3. お母様とご主人の体調が良くなられてなによりです。
    病気は医療の技術だけじゃなく、精神的なものに深くかかわってるとつくづく思います。
    介護士さんの献身的なお世話に、自分も頑張ろうという気持ちになられて良い結果になるのですね。
    おおむらさきさんが安心された様子がわかります。
    本当に良かったですね。

    コウノトリの様子はっきりわかります、月も入っていて素敵なショットですね。
    ブログのお友達で、群馬にお住まいのかたのところに、兵庫県のコウノトリの郷生まれで、標識をつけた2歳の♀さんが来たようです。
    遠出もしたりするのですね。

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  4. ゆきりんさんへ
    主人、まだ薬は手放せませんが、なんとか前向きに生活を楽しもうという気分になれてきているのがうれしいです。
    介護士さんたちの心配りが、家族に取っては何より嬉しいです。
    コウノトリの幼鳥、まだもう少しということらしいです。

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  5. snowrun29さんへ
    今回の帰省は、いろんな面で、とっても嬉しいものとなりました。
    本当におっしゃる通り。
    台風の季節にはたいてい巣立ち終わっているのでしょうけど、台風の雨風の中でも、この子たちはこの塔の上で、じっと我慢していたんでしょうね。
    早く産まれた子たちは、3月の雪降る中でも耐えながら育っていって、けなげと思ったのを思い出しました。

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  6. Simcoさんへ
    ありがとうございます。
    母は、本当に穏やかに生活させていただいています。
    介護士さんたちの家族へのお心遣い、とってもありがたいです。
    コウノトリ野生復帰取り組みの子、群馬県まで行きましたか。
    遠出をしているコウノトリは、たいていまた戻ってきているのですが、その子は群馬に落ち着けるといいですね。
    でも、婚活するためには、豊岡にもどらないとだめですね。
    番で別の地に居を構えるコウノトリが出るようになればいいなあって思います。

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  7. ご主人様の体調が良くなられて本当によかったですね。
    お母様には、優しい介護士さんが側に付いてくださって安心ですね。細やかな対応も嬉しいですね。
    コウノトリの幼鳥さん、これから元気に生きて長生きして欲しいです。
    お月さんとコウノトリさん、とっても綺麗ですね。

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  8. 体調が良い方に向いたのは、本当に良かったですね。

    コウノトリのヒナ達も、いよいよ巣立ちに向けての
    態勢作りに入った感があります。
    羽ばたきもまだまだですし、ジャンプも・・・。
    それでも本能の表れでしょう、頑張ってますね。

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  9. おはよー
    野生のコウノトリは見たことないです~
    繁殖してるって凄いです(@。@”

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  10. kogamoさんへ
    ありがとうございます。
    介護士さんたちには、ほんとうに感謝しています。
    コウノトリの幼鳥は、巣立ち前のジャンプや羽ばたきがまだもう少し足りないようですが、ここまで来れば無事巣立ってくれることと思います。
    問題は巣立った後ですね。
    雨に打たれて体が濡れるのが要注意だそうです。

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  11. kainakaさんへ
    おかげ様で、夫の体調は快方へ向かっています。
    コウノトリの幼鳥、巣立ってから成長できなかった子も、去年いましたね。
    豊岡に帰った時、やはりコウノトリの姿を見ると嬉しくなります。
    もっともっと増えて欲しいです。

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  12. Angelさんへ
    今年は群馬県の方へも飛んで行ったと聞きました。
    いろんな所へ、もっとたくさん遠出してくれるようになるといいですね。

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