住宅の主屋のほか土蔵、門長屋、土塀の4件が国の平成21年に登録有形文化財建造物に指定された長多家。 近くにある旧中筋家に次ぐ地位にあった庄屋さんの跡とのことです。
そこから少し歩いた所に会ったのが旧中筋家住宅。近隣の庄屋を束ねる大庄屋の住まい。建物は江戸末期に建てられたもので、国指定重要文化財となっています。平成12年から、9億4000万円をかけて行われた修復が終わり、22年8月から一般公開が始まったということです。観覧は事前申し込みによって随時可能ということですが、今回は申し込みをしていなかったので中には入れませんでしたが・・・
塀に沿ってぐる〜っと回って行くと・・・
やっと表門が見えてきました。初めの写真で塀の右の方に見えるのは北向きの「御成門」。
敷地は2200㎡、土塀に囲まれ、屋敷地の東側と南側は水路が巡らされています。
名字帯刀を許された豪農の当時の財力と権威を示す歴史資料として貴重な文化財ということです。
そこから少しいった所には、中筋家の分家がありました。鬼瓦の家紋に金箔が。「丸に蔦」の紋です。 蔦は、八代将軍吉宗が出た紀州徳川家が替紋として蔦を用いたことから、権威のある家紋として認知され普及したそうです。長くなるので、ここで一区切り。このページの歴史的な説明の多くは、古道歩きの世話をしていただいているNさんから頂いた資料から引用させていただきました。続きは・・・
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庄屋さんを束ねる大庄屋っていうのがあったんですね、知りませんでした(^^ゞ
返信削除それにしても立派なお屋敷ですね!
鬼がわらの顔もスゴイし金箔もなんて贅沢なお宅です。
ゆきりんさんへ
返信削除図面を見ていると、・・蔵と書かれている部屋が、ずいぶんたくさんありました。
金箔の家紋の家は、現在も住まいされています。江戸の末期に大庄屋の屋敷から分家されて6代目ということです。
おはようございます。
返信削除かなり立派は屋敷ですね。神美の平尾家のような豪農
のようですね。
しかし9億とは、凄い金額ですね。
kainakaさんへ
返信削除9億4000万円の話を聞いた瞬間のみんなの反応は「仕分け前だからできた話やな」。
私の町(村)にも立派な豪農の家屋が保存されていますが、どうやって保存するか難しいですね。
茅葺き屋根を保存するのはとっても難しいとか・・・費用問題がネックであるのは確かです。