(餌の加減で越冬までに5令になってしまう幼虫もいますが、普通4令で越冬するので、取りあえず、越冬後脱皮した幼虫を5令、再度脱皮した終令を6令ということにします。)
20日の超過密状態で並んでいる5令幼虫です。右端の子が脱皮体勢に入っています。
右の幼虫、頭のところが絞まってきています。
頭のからは固いので、これ以上大きくなるためには脱がなければならないのです。
22日、左が脱皮後の終令幼虫です。脱いだ皮も残っています。
5令幼虫と並べてみました。体全体としては6令の方が小さいくらい。どこが違うのという感じですが・・・
無理に並べてみました。どちらが6令か分かりますか。
ポイントは頭です。頭の横幅がぐんと大きくなり、体よりあたまの方が大きくなりました。
正解は右側です。
凛々しい顔も撮ってみました。先日載せた目の正体の話を覚えていただいているでしょうか。黒いところはポチが3つということ。
ところが、いろいろネットで調べていると、「これは目ではない」と書かれているブログを見つけました(その人は、だからどこに目があるということまでは書かれていない)。
で、はっきりさせないといけないと思い、今日、昆虫館で確かめてきました。
黒い部分が目というのはその通りでした。が、それは単眼で、複眼というものがさらにあるということです。(写真の上でクリックすると拡大します)
アゲハの幼虫だと、顔が仮面ライダーのヘルメットのようになっているので分かりやすいのですが、オオムラサキの幼虫は分かりにくいです。単眼は光などを感知し、複眼で鳥などの動きを感知するということでした。
後日、昆虫館の方からお詫びのメールが入りました。この、複眼の話は間違いだったということです。
はい、これで、お話はおしまいです。
今日の昆虫館、幼稚園の遠足の子たちが来ていました。パソコンに入れたこの写真を子供たちに見せて「こんにちは」っていうと、とっても喜んでくれました。
子供より、先生が大きく反応してくださり、私としては大満足でした。
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幼虫の目は3×2の単眼の外、複眼が別にあるのですか!
返信削除勉強になりました。
その目の役割まで分かっているとは驚きました。
robinさんへ
削除トンボのように「これが目!」とはっきりしてないので、教えてもらっても納得しにくいですが、これが複眼ということでした。
目の役割、どうやって調べたんでしょうね。
オオムラサキの幼鳥のお顔のアップ!凄く可愛いですねー!
返信削除こんなにじっくり見たのは初めてです!
昆虫のことはよくわからないので、知らないことばかりで勉強になります!
蛟さんへ
削除可愛いと言っていただきありがとうございます。
このこのように、一見して顔って見える顔を持っている幼虫は少ないのですが、他にも何種類か可愛いと言える幼虫がいます。
幼虫にであったとき、もしかしたらっておもってチェックしてみて下さい。
幼虫の目は、光りや敵の動きを感知する、それぞれの役割が備わった複雑な作りになっているのですね。
返信削除私は、始めてオオムラサキの幼虫を見た時、自分の住処の葉を持っていることに驚いたものでした。
不思議です。
kogamoさんへ
削除目の役割をどうやって調べたのかって思いますよね。
でも、調べた人がいるっていうの、楽しいと思いました。
同じ蝶でも、すみかの作り方はいろいろなので、この子たちは、体の中にDNAで親から子へ伝えていっているのがすごいなと思いました。
同じエノキ仲間でも、ヒオドシチョウは集団で網を作って大移動していきますからね。