2013年4月24日水曜日

オオムラサキ終令へ脱皮始まる、幼虫の目の話の続き(訂正します。)

越冬後、2回目の脱皮が始まりました。
(餌の加減で越冬までに5令になってしまう幼虫もいますが、普通4令で越冬するので、取りあえず、越冬後脱皮した幼虫を5令、再度脱皮した終令を6令ということにします。)

20日の超過密状態で並んでいる5令幼虫です。右端の子が脱皮体勢に入っています。
右の幼虫、頭のところが絞まってきています。
頭のからは固いので、これ以上大きくなるためには脱がなければならないのです。

22日、左が脱皮後の終令幼虫です。脱いだ皮も残っています。
5令幼虫と並べてみました。体全体としては6令の方が小さいくらい。どこが違うのという感じですが・・・

無理に並べてみました。どちらが6令か分かりますか。
ポイントは頭です。頭の横幅がぐんと大きくなり、体よりあたまの方が大きくなりました。
正解は右側です。

凛々しい顔も撮ってみました。先日載せた目の正体の話を覚えていただいているでしょうか。黒いところはポチが3つということ。
ところが、いろいろネットで調べていると、「これは目ではない」と書かれているブログを見つけました(その人は、だからどこに目があるということまでは書かれていない)。
で、はっきりさせないといけないと思い、今日、昆虫館で確かめてきました。

黒い部分が目というのはその通りでした。が、それは単眼で、複眼というものがさらにあるということです。(写真の上でクリックすると拡大します)
アゲハの幼虫だと、顔が仮面ライダーのヘルメットのようになっているので分かりやすいのですが、オオムラサキの幼虫は分かりにくいです。単眼は光などを感知し、複眼で鳥などの動きを感知するということでした。

後日、昆虫館の方からお詫びのメールが入りました。この、複眼の話は間違いだったということです。

はい、これで、お話はおしまいです。

今日の昆虫館、幼稚園の遠足の子たちが来ていました。パソコンに入れたこの写真を子供たちに見せて「こんにちは」っていうと、とっても喜んでくれました。
子供より、先生が大きく反応してくださり、私としては大満足でした。


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6 件のコメント:

  1. 幼虫の目は3×2の単眼の外、複眼が別にあるのですか!
    勉強になりました。
    その目の役割まで分かっているとは驚きました。

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    1. robinさんへ 
      トンボのように「これが目!」とはっきりしてないので、教えてもらっても納得しにくいですが、これが複眼ということでした。
      目の役割、どうやって調べたんでしょうね。

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  2. オオムラサキの幼鳥のお顔のアップ!凄く可愛いですねー!
    こんなにじっくり見たのは初めてです!
    昆虫のことはよくわからないので、知らないことばかりで勉強になります!

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    1. 蛟さんへ 
      可愛いと言っていただきありがとうございます。
      このこのように、一見して顔って見える顔を持っている幼虫は少ないのですが、他にも何種類か可愛いと言える幼虫がいます。
      幼虫にであったとき、もしかしたらっておもってチェックしてみて下さい。

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  3. 幼虫の目は、光りや敵の動きを感知する、それぞれの役割が備わった複雑な作りになっているのですね。
    私は、始めてオオムラサキの幼虫を見た時、自分の住処の葉を持っていることに驚いたものでした。
    不思議です。

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    1. kogamoさんへ 
      目の役割をどうやって調べたのかって思いますよね。
      でも、調べた人がいるっていうの、楽しいと思いました。
      同じ蝶でも、すみかの作り方はいろいろなので、この子たちは、体の中にDNAで親から子へ伝えていっているのがすごいなと思いました。
      同じエノキ仲間でも、ヒオドシチョウは集団で網を作って大移動していきますからね。

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