2012年4月1日日曜日

熊野古道を歩く⑪その3ー湯の峯温泉〜神倉神社〜浮き島

熊野古道歩きの続きです。
湯の峰温泉といえば、実在の人ではありませんが小栗判官。
地獄から戻された小栗判官が入って無事元気な体になったという温泉(つぼ湯)です。二人しか入れず、30分で交代して入ります。入り口のベンチに座って待っている人がいました。

つぼ湯から少し下ったところの桜は丁度満開。見事でした。

 つぼ湯の直ぐ下には東光寺があり、その前に「玄峰塔」の石碑が。山本玄峰とは、終戦時にラジオから流された「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・」という一説を奏上した人物で、有名な書家でもあります。
その石碑の奥には、湯の峰温泉の公衆浴場があります。


湯の峰温泉の「よしのや」で泊まり。源泉92度の露天風呂を、水道水を入れながら必死でかき回し、なんとか入ったのが楽しい思い出となりました。

翌日は、バスで先ず神倉神社へ。熊野の神様が、最初に、ここのゴトビキ岩に君臨されたとされています。ここから速玉大社へ移されたので、新宮という地名が誕生したとのことです。
鳥居から直ぐ、強烈な急坂の石段を上っていきます。

手を伸ばすとすぐに石に手がつきそうな強烈な石段が続きますが、石の切れ目に顔をのぞかせるキランソウやスミレを撮るのを口実に休憩を入れました。
キランソウ(地獄の釜の蓋)
 シハイスミレ?
 ニョイスミレ?

神倉神社は
大きな岩の間に投げ入れたかのように建てられていました。しめ縄を巻いた大きな石がゴトビキ岩です。


次に行ったのが熊野速玉大社。
西暦907年〜1303年の約400年間に、上皇、女院、親王合せて23万回を越える御参詣があり、これを熊野御幸と言うそうです。白河天皇の御幸には、総勢814人が同行し、1日のしょくりょうが16石以上というのにはびっくりしました。35回も御幸した上皇もいたようです。
ここでは、今季初見のヤマブキが咲いていました。

この後行ったのが、浮き島の森。植物の遺骸の堆積物から出来ており、昔は強風が吹くと島が移動するので、総出でロープで固定したりしたそうですが、今は周囲の埋め立てが進み、動くことはなくなったようです。水の出入りがなくなり植物に影響が出てきたため、外部から綺麗な水を入れこむ対策を取られているとのことでした。
中には寒地性と暖地性の植物130種類が混在しているとのです。

長くなるので、ここで一息。続きはまた後日・・・


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4 件のコメント:

  1. 桜満開ですね!こちらも満開に近いところが多くなりました。楽しくなりますね。
    ひっそり咲くスミレも良いですね。
    私も昨日梅のところにコメントしましたが、消えていました。今回は大丈夫でしょうか?

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    1. ゆきりんさんへ 
      満開に咲いていたのはこの木だけでした。
      足元の石の間に咲いている小さな花たちも、とっても可愛かったです。
      コメントが不具合なようで申し訳ありません。
      1ページ分の容量が大きすぎるのでしょうか。

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  2. 気候がやはり違いますね。
    キランソウやスミレがもう咲いているのですね。
    一重のヤマブキが咲くのはこちらの方では
    今月末以降かな?
    早く暖かな春とならないかな~

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    1. ロビンさんへ 
      キランソウもスミレもヤマブキも、さほど珍しい花ではなく身近な花ですが、季節を先取りしたように出会うと嬉しくなります。
      天気予報では、私の住まいの辺りの今晩の予想気温はまだ−1℃。
      畑の霜の心配がまだまだ要ります。

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