猛暑日にもどってしまった中での古道歩き、膝も少し痛みがちだったこともあり、迷惑かけずに歩き通せるだろうか心配しながら出かけたのですが、なんとか、楽しみながら歩き通すことが出来ました。 歩いている途中で、足元の道路や草が雨で濡れていたのを見ると、雨も私たちを避けて降ってくれたようでした。
今回のコースは、稲葉根王子から滝尻王子まで、富田川に沿って、右岸左岸を行きつ戻りつ5回橋を渡りながら13km強を歩きました。
初めに寄ったのは、日本で一番大きいだるまさんが建立されている、通称「だるま寺」の興禅寺。(この辺りでは臨済宗のお寺は珍しいようですが、私の実家が臨済宗なので、ちょっと懐かしくもあり・・・)
境内に並んでいたお地蔵様が可愛かったです。
このコースで一つ目に立ち寄った、一の瀬王子跡。
道沿いにときおり顔を見せる富田川。澄んだ水がとっても綺麗でした。
花折地蔵。
地元の人が、花を手折ってお供えしたことからこの名前がついたそうです。が、ここで講師の先生から聞いた話にちょっと感動。
・・・昔、近所の子供たちが、このお地蔵様を川に運び、引きずって遊んでいるのを、近所のおばあさんが気付き、子供たちをたしなめて、この場所にお祭りしました。するとその晩、おばあさんは体調を崩し・・・枕元に現れて「せっかく子供たちと楽しく遊んでいたのに・・・」と。
この日は近所の人たちがたくさん集まって、お地蔵様のお祭りをされていて、わたしたちもちょっとお参りさせていただきました。
山道の途中にあった、千人供養塔。
熊野詣での旅人の無料宿泊所として 、貧しい人たちのための善意の宿として、千人の人をお世話で来たことを記念し、そのお宿のお家が、明治11年に立てられたものです。
そういう形での熊野詣でが、明治の頃まで行われていたんですね。
松の一枚板で作られた橋。橋脚にワイヤーでくくり付けてあるだけです。対岸近くが2枚分無くなって、不通になっていて渡れませんでした。残念!
今回は平坦な道ばかりのはずが、最後にこんな(熊野古道らしい?)道が待っていました。
この古道の足元には涼やかな富田川が流れています。汗いっぱいかきながら歩く道々、足元からは、ずう〜っと、子供たちが川遊びをする楽しげな歓声が上がってきていました。
熊野古道館 この赤い橋の左手に滝尻王子があります。
毎回のことですが、この歩きで巡ってきたたくさんの王子や遺跡、いっぱい聞かせていただいたお話は、ブログの容量に入りきらないので、省略させていただきます。今回も、充実した素敵な時間を過ごし、とってもいい汗かいてきました。お世話いただいた方々に感謝です。
(花など自然との出会いは次ブログにて。)にほんブログ村
熊野古道を、ツアーで歩かれたのですか?
返信削除冨田川の水が澄んできれいですね。
私は世界遺産に登録された年に二泊しましたが、階段の山道ばかり歩いた記憶があります。
仲間と列車で行つた、楽しい思い出を思い出しました。
宿で、本宮大社のお話を聞いてから、見学をするととてもよく分かりました。
また機会があると行って見たいです。
熊野古道の景色楽しませていただきました。
返信削除松の1枚板で作られた橋、怖そうですね~
私は壊れていなくても渡れそうにありません(^^ゞ
おおむらさき57さんは平気なんですね!
最初のダルマさんは大きいですね~
ビックリしました\(◎o◎)/!
kogamo さんへ
返信削除熊野古道詣でを始められた方に誘っていただき、仲間に入れていただきました。
ほぼ毎月、10km前後を歩いています。
富田川の水は、上から見ていて、ほんとに綺麗でした。
水遊びをする子供たちが、何にかずつ、間隔をあけてずうっと続いていました。
私たちも、今は平坦な、集落、民家の間のコースですが、もうすぐ、険しい山道に入ることになるようです。
また是非、歩いてみて下さい(出来れば全コース)。
ゆきりんさんへ
返信削除松の一枚板の橋、とっても丈夫そうでした。
自転車やバイクでも通るそうです。
幹の直径がこんなに大きい松があったことにびっくりしました。
だるまさんは、本当に大きかったです。
観音様はあちこちに大きなものが建立されていますが、だるまさんでこのサイズは、日本一だそうです。
遠くから見ると、緑の山の中に、真っ白の姿がくっきりと映えて、素敵でした。