続きです。
洛北の山裾にあり、鷹峰三山と呼ばれる丘陵を望む本阿弥光悦ゆかりの地にある、三つのお寺に行ってきました。
まず、常照寺。二代目吉野太夫が、巨財を投じて寄進した朱塗りの門が有名です。
境内では、琴の音が響き、ゆったりと素敵な時間が流れていました。
次に行ったのは源光庵。
本堂にある「悟りの窓」と「迷いの窓」。近寄れないようになっていて、窓の前に座って人生に思いを巡らすということはできませんでしたが、その昔、そこに座った人の思いを、ちょっとだけうかがってきました。
本堂の様子も撮らせていただきました。
次は、光悦寺。まだ、紅葉が残る細道の奥にありました。
回廊の下をくぐって行った先の茶席やお庭を、当時を偲びながらゆっくり散策してきました。光悦垣といわれる垣根の風情も素敵でした。
紅葉には少し遅れましたが、名残の紅葉や、落葉した紅葉の絨毯を楽しんできました。
帰路のタクシーの中で、「御土居を見てこなかったなあ」という思いがふと浮かんできたときに、突然「右手に御土居が見えますよ」というタクシーの運転手さんの声。おかげで念願の御土居も、走る車の中から見て帰る事ができました。テレパシーでも通じたかのようでびっくりしました。
雨は、タクシーのフロントガラスに当たり始めました。バスで京都を出る頃には完全に降雨。ウグイスゲットとといい、運に恵まれながら、京都を楽しんできました。
こんにちは。名残の紅葉がまだ楽しめますね。落ち葉の絨毯や垣根に風情があって素敵だなーと思います。
返信削除朱塗りの立派なご門が素晴らしいです。落ち着いた風景の中を歩くのは癒しの時間ですね。
可愛らしいウグイスにも出会われ、鳥撮りも楽しまれたようでよかったですね。
kogamoさんへ
削除京都と奈良は、同じようにいにしえの古都と言われますが、まったく違う風情ですね。
同じ紅葉を見ていても、奈良は本当に田舎ですが、京都は都会と思います。
ウグイスも、山の子ではなく、街の子って感じました。